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2025.5.15 「東大生のノートは美しい」

こんにちは。今回のテーマは「東大生のノートは美しい」についてです。



小学生から高校生、大学生になっても、勉強をする際にノートを用いることは誰でもやっていることでしょう。それでは勉強ができる人は、ノートをどのように活用しているのでしょうか。



今回は、東大生のノート活用術をご紹介します。



2008年に「東大合格者のノートは必ず美しい」という本が発売されました。この本は、東大生が高校時代に使っていたノートを紹介し、その特徴を述べるという内容です。



「東大生のノートは必ず美しい」というタイトルではありますが、この「美しい」というのは、字が綺麗であるとか、色分けが細かくされていてカラフル、という意味ではありません。それぞれのノートの持ち主が、学習内容を定着させるという目的のために、各々の工夫がなされているということです。



実際にインタビューされた東大生のノート活用術をいくつかご紹介します。



① ノートを綺麗に取ることよりも理解することが大切(工学部)

 「授業中にきれいにノートを整理して取っていたのでは、肝心の授業理解がおろそかになります。ノートを綺麗に取ることよりも、内容を理解することが大切です。そのためノートはザックリと取るようにしました。例えば世界史の授業で〇〇皇帝がA国の台頭を恐れて・・という内容があったら、その結論と簡単な説明だけを書き、後で記憶をたどっていく方が効果的でした。」



② まとめノートは作らない(教養学部)

 「私自身、まとめノートを作っていた時期がありました。でもノートを綺麗に仕上げることに満足してしまい、勉強した気になってしまっていました。まとめノートを作ることに時間をかけた割には、効果が薄いことに気が付いたんです。それからはまとめノートを作ることはやめました。それよりも授業中のノートはキーワードだけをしっかりとメモしておいて、後で復習する勉強に切り替えました。」


 まとめノートについては、「ノートを綺麗に作ることが目的になってしまい、肝心の理解がおろそかになる」という意見が、他の東大生からも出されていました。



③ 重要事項こそノートに書かない

 「授業で先生は黒板に書いた内容や、これは重要と思った要点などは一切ノートには書きませんでした。授業はしっかりと耳で聞いて理解することに集中して、その場で理解をすることに努めていました。そもそも先生が重要事項と板書する内容は、教科書や参考書に書かれているため、書いて記録する必要はありません。授業中は先生の話を聞きながら内容を頭に入れることが大切です。」


 授業中は頭で理解することが重要、という意見は他の東大生からも聞かれました。



上記のように、東大生の中にも、様々なノート活用をしていることが分かります。やはり共通するのは、学習の効果や効率を重視し、ノートを活用している点です。また「このようなノートの使い方は学習効果は薄かった」のいうコメントも多く、適切なノート活用術を見つけ出すまでの試行錯誤も見て取れます。



ノートは黒板で先生が書いたことを写すだけの作業と考えず、自分に合ったノート活用術を見つけ、学力アップに役立てたいものです。







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