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2025.6.1 「数学(算数)はまず計算力から」

こんにちは。


今回のテーマは「数学(算数)はまず計算力から」です。


数学(算数)は、大学受験、高校受験、中学受験の教科の中でも、特に得点差がつきやすい教科とされています。得点の高い人が満点近く取るのに対し、得点が低い人は、一桁や0点といったことさえあります。


もし数学(算数)が得意であれば、それだけで受験は有利になるということになります。


それでは、数学(算数)が得意になるために最も必要な事は何なのでしょうか。


それは「高い計算力を身につける」ということです。


数学や算数において、問題を解くためには計算力だけではなく、思考力も必要です。それでもまずは計算力が必要であるというのには大きな理由があります。


計算力が低い状態のことを、「計算負荷が高い」と表現することがあります。


これはつまり問題を解く際に、「四則演算を正しく行う」「方程式で移項を用いる」「数式の( )を正しく外す」などの、数学や算数の問題を解く際に必ず必要になる計算に対し、負荷を感じてしまう状態のことを指します。


数学や算数では、このように計算に対して負荷がかかってしまう状態では、問題を考える際に計算そのものが負荷になってしまい、思考する段階までたどり着かないことになってしまうのです。


すなわち「計算力か思考力か」ではなく、「思考のためには計算力が必要」ということになります。


計算力が低い状態で数学や算数に取り組むことは、例えるなら、漢字の読み書きが不十分なまま現代文の読解をするようなものなのです。


4人の子どもを東大理Ⅲに合格させた佐藤亮子さん(通称:佐藤ママ)は、「算数を得意にするために、最初に鍛えるべきものは計算力だと思います」と著書の中で述べています。


計算力を鍛えることが、なぜ数学や算数において重要なのかが分かります。それでは、そんな大切な計算力を鍛えるためにはどのような方法が適切なのでしょうか。


計算力を鍛えるためには、徹底して量にこだわることが大切です。この時、同じ問題でも何度も解きなおし、体が覚えるくらいにまで練習することが大切です。また「計算ミスはケアレスミス」という考え方をしないことも重要です。


計算力は数学を進める上で最も重要な基礎能力なので、計算ミスは重大なミスであると考えて臨んでください。


実際に、計算力が高いにも関わらず数学が苦手という人はまずいません。逆に「数学や算数ができない」と嘆く人は、単に計算力が低いだけなのかもしれません。


高い思考力は、高い計算力から、と言えそうです。



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